バレエ「眠れる森の美女」。
フィギュアだったりバレエだったり、人の身体の動きを見ているのが好き。
想像を超えて人間ってのびやかで美しい。多くは書きませんがこう、踊っている人からあふれるオーラに惹き付けられるんだと思います。
そして今日一番思ったこと。「主役より悪役が好き」
昔からこうなんですよね。純粋なオデットより妖艶なオディールが好き。かっこいいだけの王子様より味わい深い魔女や狼や魔王とかがいい。
「眠れる森の美女」はカラボス!!!(オーロラ姫に呪いをかける魔法使い)演技自体も素晴らしくて、それは今日のお客さんみんなが感じていたこと。カーテンコールで彼のときの拍手は主役以上でした。
でもそれだけじゃなくて、悪役のほうがいろいろ想像できるし考えさせられることあるんですよね。
「眠りの森の美女」はハッピーエンドのお話で、最後はお姫様と王子様の結婚式で終わる。でもずっと長調の軽やかな音楽でお祝いの踊りをしていたのに、一番最後は短調で、それこそまるで悲劇のように幕が閉まるんです。そこではカラボスが呪いが失敗したことを嘆いてるんですね。
この話はカラボスにとっては悲劇。呪いをかけたことの善し悪しはおいといて、そもそも事の発端はカラボスが姫の誕生祝いに呼ばれなかったこと。当然呼ばれるはずの席に呼ばれずに、そのことに対して怒り、でも結局自分は何も報われなかったと。
だからこそチャイコフスキーは短調でこの喜劇を終わらせたんじゃないかな、と思いました。
自分が受けた不当な扱いに対して怒りを示して何が悪いんだまったく。
姫が眠っているところにタイミングよくあらわれて、都合よく恋に落ちる王子よりよっぽど人間くさくていいと思う。いきなり知らない人にキスされてしかもその人を好きになる姫も変だー!
と昔なら絶対思わないようなことをいろいろ考えながら見てきました。寓話なんだよね、やっぱり。身分の高い人のところに生まれただけで、それだけで特別扱いされる姫とか社会への皮肉なんだと思う。
ここまでが土曜日の日記。
さあ。私、いつの間にか彼氏ができたみたいです。可愛いよ。でも好きだよ。でも愛せるのかな?
ココロはカラダに引きずられる。
でも。
どうなるんだろう。
ああ。私を愛して。
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