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2009年3月

3月18日

湯河原旅行二日目。

不動滝。

万葉公園。

独歩の湯

みかん最中。

かぼちゃカフェ、美術館。

平間弥生さん。

多くの出会いがあった。

人間は自然によって生かされているのだ。この大きな自然の前で人間はどうしようもなく無力であったはずだ。

永遠に人間と自然が共存して行けたらどんなにいいだろう。この美しい世界を、せめてこれ以上壊さずにいられたらどれほどよいだろう。

しかし人間が理性を持ち、文明を発達させようとした時点ですでに人間と自然は歩む道を分かたってしまったのだ。

もはや自然を破壊し、蝕まなければ生きていけなくなった社会。人間が生み出した諸刃の剣、貨幣経済。人は。人のあゆみはもう止められない。いつか人類が滅びるときはくるだろう。その瞬間が早く訪れてほしいとも思った。これ以上美しい世界を壊してしまう前に。

しかし私も人間であり、人間を愛してもいる。自然を愛することと人間を愛すること。それはもはや矛盾した行為になってしまっている。どちらかを選べばどちらかを失う。

人はあまりにも多くを破壊し、あまりに多くの毒を生み出してしまった。

原子力というもの。いいえ、自然は放射能を浴びても再生する力を、何十年、何百年と時間をかけて再生する力を持っている。放射能をその身体に取り込んでも生きてゆける。

生きてゆけなくなるのは人間のほうだ。

それなら。

そのときが来たら私は受け入れる。

人間が世界を支配できるなんて、なんて浅ましい考えだろう。私は流れる水に立ち向かう、一つの石になれるか。天に向かって伸びゆく大樹になれるのか。

私はちっぽけな人間なのだ。私は生かされているのだ。この大地に、あの空に。偉大なる海に。

矛盾を抱えたまま生きていこう。自然への愛と、人間への愛と。卵のように、その胸に抱きしめたまま。

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